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戦国合戦絵巻2000
勝手に岐阜県僻知識
またまた関ヶ原でごめんなさい。関ヶ原合戦というのは、気をつけていないとはまりそうなのでなるべく関わらずにいたが、やっぱり地元だし、合戦から400年という節目でもあるし、ということで、10月8日(日)、関ヶ原合戦400年祭のメインイベント「関ヶ原合戦絵巻2000」に行ってきた。
これは関ヶ原町全体を会場に、天下分け目の関ヶ原合戦を再現しようとするお祭りである。と言うわけで、お祭り当日は関ヶ原町の各地に色とりどりの旗指物をなびかせた武者が闊歩した。
東西44隊に扮した総勢800人が史実通りの場所に布陣し、笹尾山に上るのろしを合図に行進を開始、笹尾山隣りの主会場で関ヶ原合戦を再現するというものである。400年前の総勢の200分の1とはいえ、800人から成る隊列と間近に見る合戦の模様は迫力がある。
個人的には、各武将の旗指物がとても美しいことに感動した。いずれもシンプルな幾何学模様で色数も多いわけではないが、それが隊列を組んで移動するときの風に揺れる様がとても美しい。甲冑も皆同じかと思ったが、実は所属する隊によって直垂の色が違っていて、これもとても美しい。だから敵味方入り乱れる合戦場で自軍と敵とを見極めることができるんだな、なんてことにも感心した。(→旗を見る)
合戦の参加者は400年前に実際に合戦に参加した武将の子孫や、武将にゆかりのある市町村の方々である。鹿児島県伊集院町、愛知県岡崎市、千葉県大多喜町、福井県敦賀市など本当に多くの市町村から多くの方が参加されていた。見に来ているお客様の方言も実にいろいろであった。普段は何の変哲もない田舎町によくこれだけの人が集まったと思った。というより、よくこれだけの人を集めた、と、祭りを主催した関ヶ原町に感心した。
そして、聞こえてくる関ヶ原町の方々の会話に驚いた。全く普通の主婦や子供たちが合戦の史実を実によく知っていたからである。学校や家庭で地元の歴史が話題に上っていることが想像できて、その環境に感心したのである。確かに私も子供の頃に地元の歴史を調べたりする授業があったが、その内容が全く自分の身になっていない。けれど、関ヶ原町では、歴史を身近に感じることができる環境を作り上げていることがすばらしいと思った。
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