なんでも手づくり

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まず、家づくり

二軒家だった家を大々的に改造。そろって大工仕事が大好きな夫婦だから、「わたしがスル、ボクがスル」ともめたあげく、真夜中にふたりで仲良く突貫工事。ひと月でなんとか出来あがった。11年前のこと。もっとも、今でもいつもどこかが工事中。

 

 

                                        

 

 

 

そして、とりあえずこんな家になったのだけれど

 

材料費だけなのに、ずいぶん散財したみたい。これじゃ、食費がでないじゃない~。家具を売らなきゃならないかもよ。どうしよう~~~。
「食べなきゃいいんじゃない」と、大きな身体のわりには小食なつれあいが言う。
「そうね、食べなきゃいいんだ」と、こういうところでは妙に気の合う片割れが賛成してしまった。
というわけで、粗食になっても惚れこんだ家具は売らない取り決めになった。もっともわたしは安~い大豆を買ってきて、豆腐や納豆をつくったりモヤシを風呂場でつくったりする方だから、粗食のグルメになってしまう。

 

こちらはキッチンの反対隣にあるファミリー・ルームのようなもの。

上の部屋はまだフォーマルな骨董家具がおいてあるけど、数年前から少しずつカントリー・アメリカン風に変えている。

理由はわたしと2匹の犬と3匹の猫が高級家具向きの生き物じゃないから・・・。

去年の感謝祭のあと、娘とふたりで「クリスマスにはもっとたくさんお客さんを招いてにぎやかにやろう」と相談していたら、つれあいが「じゃあ、ダイニング・ルームをつくらなきゃならないなぁ」といいだした。彼はもう何年も物置同然になっているキッチンのとなりの部屋をいじくりたくてウズウズしていたのである。でも、クリスマスまで一月しかないのだから、まさか本気で工事にとりかかるとは思っていなかった・・・それなのに・・・いったん燃えると止まらない人だから・・・できちゃった!
まだ飾り付けが終わってないけど、これがくだんのダイニング・ルーム

 

次は家具づくり

 

ある日、アンティーク商のつれあいが、木の骨組だけでしかないエンパイア様式の長椅子を買ってきた。そして、これを張り替えて、ちゃんと坐れる長椅子にするには30万円くらいかかると言った。
「30万円!!そんな金があったら日本に帰れちゃうじゃない。もったいない~わたし自分で張替える。きっとできる、うん、できる」と、宣言してしまった。以来、この道に片足を突っ込んで、うちに持ち込まれる裸の椅子はすべてわたしが手がけることになった。

 

だんだん手仕事が好きになって
 

 

左の写真のブランケット・ボックスを
下の写真のように塗り替えてしまった。

 

 

これはグレイン・ペインティングという手法で
昔から用いられているテクニック。
あ、もとの箱の図柄もわたしが暇つぶしに描いた
ものなのだけど、つれあいが気に食わない、
という顔をしたので塗りつぶしてしまった。
この下のたんすも、もとは水色のペンキを塗った、
どこにも置きたくない風情の家具だった。

 

 

あら、勘違いしなでね。こういうニセモノをつくって
アンティークですなんていって売ってるわけじゃ
ないのよ。これはわたしの趣味。それから、車が
こわれたなんて時は食費をきりつめてってわけに
いかないから、やっぱり家具を売らなきゃならない
じゃない。そういうときに売った家具の代わりとして
使うのです。

 

そのうち、どうやってこんな風に家具を塗るのか、
も紹介します。まだ、仕上げの塗りのテクニック
がイマイチなのです。
こういう家具は捻ainted Furnitureといって、
アンティークの中でも人気のあるものなのです。
あ、もちろん、100年以上前に、わたしのような
ケチな人が塗った本物のニセ物のことです。
これはもう、今ではとても手がでないくらい高価
なものになっています。



参考までに、プロの職人さんのHPをリンクしておきますね。

Painted Furniture

 

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