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飛騨・世界生活文化センター
勝手に岐阜県僻知識
「箱じゃ箱じゃ…」で触れた「飛騨・生活文化センター(通称:飛騨センター)」は、飛騨地域の活性化センター。飛騨地域の民族文化の保存、イベント・コンベンションの推進などを目的に、現在県が整備を進めている。
具体的には、失われつつある自然、生活道具、伝統芸能などを保存、展示する博物館機能と、飛騨地域で開催される新たなイベント・コンベンションの開催場所としてのホール機能とを持つ。
実を言うと、岐阜市にもイベント・コンベンション戦略の拠点としての施設「世界イベント村ぎふ」(VOL.21、H.11.11月号参照)があるが、岐阜県の場合、岐阜市のある美濃地域と高山市のある飛騨地域では生活圏が違い、飛騨地域の方にはなかなか利用しづらい場所に位置していた。で、飛騨地域にも拠点となる施設の建設となったわけである。
県内で2つの類似施設を持つことは、個々の施設の採算という面ではマイナスになるが、県内へのイベントの誘致という点で見ればプラス要因である。
これまで、「世界イベント村ぎふ」でもずいぶん多くの全国大会が開催されているが、岐阜市の場合、全国からのアクセスはよいが、残念ながらアフター・コンベンションの面では、イベント誘致に有利な場所とは言い難い。しかし、飛騨の場合は、高山市を中心に観光地としてのネームバリューがある。ちょっと足を延ばせば、白川郷の合掌集落、穂高岳や乗鞍岳などの日本アルプスもある。ま、冬は雪が多くて観光によいとは言い難いが、春から秋にかけてはいつでも観光が楽しめる場所であり、この点では「世界イベント村ぎふ」よりも遙かに優位な位置にあると思う。しかも、最近では飛騨へのアクセスも便利になって、名古屋からなら鉄道利用で2時間9分、東京、大阪からも3〜4時間程度で到着できる。
先日、私が行ったときには、JRのワイドビューひだ(※1)を利用した。「ワイドビュー」というだけあって、窓が広く視界は良好である。飛騨川沿いに走るこの列車は、途中の景色がとても美しい。個人的には、七宗町あたりの渓谷(※2)がオススメである。
あと、東京からなら、2年ほど前に始まった新宿からの直行バスも是非利用してみてほしい。私はちょっと利用できそうにないので、利用された方の感想を是非聞いてみたい。
※1:ワイドビューひだ
※2:七宗町あたりの渓谷
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■写真左:高山祭。春と秋に開催される。残念ながら私はまだ行ったことがない。 ■右:高山市内にある中橋。■写真は版権フリー画像集からいただきました。 |
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