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まだまだ9月補正
9月補正予算 その3
やっと9月補正が終わった(…と言っても議会で予算案を認めてもらえなければ予算は成立しないんだけどね)と思い、「そろそろ夏休みを取ろうか」と財政課職員の多くが思っていた9月11日(月)から12日(火)にかけて、未曾有の大雨が降り、東海地方はかなりの被害を被った(新幹線が長時間運転を見合わせるなど影響が大きかったためご存知の方も多いと思うが)。最も被害の大きかったのは隣県の愛知県だが、岐阜県でも東濃地方にかなりの被害を受けた。
実を言うと、通常岐阜県で「渇水対策」というと大抵該当するのが東濃地方なのである。岐阜県を形容する言葉に「飛山濃水」という言葉があるが、東濃地方だけは「美濃」でありながら、昔ながらの木曽川の水利権などの関係で結構水に苦労している地域なのだ。この夏はご承知の通りほとんど雨が降らなかったので、この東濃地方では一部「住民協力」というかたちで渇水対策が取られ始めた矢先の災害であった。
「このまま雨が降らないと、県として予算を積んで渇水対策を行わなければならない」という話が出ていたところだったので、本格的に雨が降り始めたときには、「これでダムに水が溜まる」とほっとしたというのが正直なところであった。私が担当する地域県民部には、東濃地域の水道事業も行っている水道事業課があるのでなおさらである。
が、ことはそううまくはいかないもので、その雨が降りすぎて(何と言っても年間降雨量の1/3が降ったそうである)、今度は災害を引き起こしてしまった。
そこで岐阜県では、この大被害から早期に立ち上がるため、災害復旧・被災者支援経費などについての予算案を今議会に追加上程する方向である。
「これで夏休みは完全になくなったな」と言った人があった。被害にあわれた方に対しては大変に不謹慎な物言いだが、確かにその言葉どおり財政課職員の多くは再び忙しい日々を迎えることになる。「事業課でもないのになぜ?」とお思いの方も多くいるだろうが、その理由は紙面の都合で次号に回す。しばし待て。
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