親愛なる君へ

これは私がある人と別れた時に書いたものです。

もちろん今はもう吹っ切れていますが、ただどこかで彼が読んでくれれば嬉しいなぁと思ってHPに掲載する事にしました。

一応見やすいように少し編集していますが、内容は変わっていません。

振り返って読むと「自分勝手なことを言ってるかな」と思いますが、これもまた人生の1ページってことで。(笑)

では、どうぞ。

 

 


どうせ君はここを読む事を、私のこの文を読む事はないでしょう。
だから独り言のようなものです。
でも、伝わるなら書いておこう。



1年数ヶ月前、離婚してからちょっと経って
「強くも優しくもないけど、私とつきあってくれますか?」
と聞いたら「うん」と返事をして、そして付き合いだしました。



でも君の中には今だ想い続けている人がいた。


自覚もほとんど無くて、でもその彼女の話が出ると「幸せになっていてほしい」と寂しそうに言いつづけていた。

その顔を見るたびに「1回探したほうがいいよ?」と言いつづけた私に、貴方はいつも言いました。


「大丈夫、今は俺のことをちゃんと考えてくれる人がいるから」

私はその言葉を聞くたび
「自分のことを考えてくれる人なら私じゃなくてもいいんだ」
と考えていました。


「私のどこがすきなの?」
「俺のことをちゃんと考えてくれる」

君はいつも1番にその理由を出していましたね。


しかし私の中では「好きな相手のことを考える」のは当たり前で。

私が思うほど君は私を好きではない、ましてや「愛してる」と言う言葉は嘘だと思っていました。

最初の「愛してる」からずっと。



私は良く泣きました、君の言葉で。

1番最初の、初めての「好きだよ」「愛してる」と言われて泣いたのは「嬉しかった」のです。

でもその後はずっと「悲しかった」のです。


私も君も「寂しかった」。

傷のなめ合いだというのも私自身は自覚が在った。

でも、君ははっきりと自分の気持ちが解かってなかった。

君の時間は高校生の「あの時」から止まっていたのに。

好きだったから、私は解かっていたのに。

寂しがりやだった私は君を解放できなかった。


やっと自覚して「別れたほうがいい」と言ったのは私の誕生日のちょうど1週間前。

私が君の実家に遊びに行って、その後君がもう1度実家に帰ったとき、散々私と別れろ、昔の彼女のほうが良かった、と君のご両親が言っていた。

それでへこんで私に電話をかけてきましたね。

その時やっと初めて「愛してると言いきれない」と本音を言いました。

私が解かっていたんだからもっと早く解放すればよかった。

でも、君にも気づいてほしかった、そして傷ついて欲しかった。

1年半近く私に嘘の「好き」を言いつづけたのだから。

 



最後の電話で私が君を罵ったり、怒鳴ったり、泣いたりしなかったのは、その方が君を傷つけるということを知っていたから。

私が笑いながらと普通に話をしていても無言だった君。

「人がせっかく泣きもせんと話してるのに、なんで返事もしないんだ?」

「だって俺のせいでこう言う結果になったんだし・・・」

「泣いてわめいて済むならそうしてる。」

「・・・・うん」

私も君も、弱くて、甘くて、ずるくて、情けないのだ。

でも私はそんなでも君が好きだった。

私は1回も嘘で「好き」とは言っていない。


君は気づいただろうか?
途中から私が「好き」「愛してる」といわなくなったのを。
嘘を言うのも、聞くのも嫌だった。


別れて早1ヶ月が経とうとしてます。
何が変わったかというと少し暇になりました。



君と居た時間はとても心地よくて、暖かった。
何時間もいっしょにぼ〜っとしたり、買い物して料理を作ったり、お酒飲みながら「このお菓子はヘン」と笑ったり、カラオケで点数を競ったり。


そんなことをしていた時間全てがなくなった。

だから前より少し自分のことを考えるようになりました。

だけどまだ動けないままです。

自覚していたわりに、思っていたよりダメージは大きかったようで。

弱いやつだと笑ってやってください。

でも動き出したら君より強い人間になっているでしょう。

だって別れた電話のすぐ後にチャットに行って笑って話していたのですから。


最後に。


メール読みました。
それから二時間の君への電話の後、これを少し書きなおしました。

いっぱい傷ついてください。

それを全て受けとめてください。

そこから立ち直って、傷跡だらけで進んでください。

私はそれを見て「いい男逃がしたなぁ」と思ってあげますから(笑)


今までありがとう。
傷のなめ合いだったけど、それでも楽しかった。

でもこんな付き合い、「恋愛」だと思うのは癪に障るから付き合ってなかったことにするのでよろしく(爆)

・・・・・・・この後に後日談を書いたのも載せておきます。

この2つの文章は会員制の掲示板に出したものなので、途中意味がわからないかもしれませんが、内容には特に変わりありません。

ここからが後日談です、どうぞ。

 


さて、先日書いて済んでいたのですが、なんとなくどうしていいものか悩んでいました。(苦笑)

でも、電話して決めました「やっぱり表に出そう」と。



これできっと前に、上に進めるかな?

メールでの「イイ男になる」宣言、達成されるのを楽しみにしてますよ(笑)



次に会うときはさっきみたいに笑って話そう。
君にも多くの幸がありますように・・・・

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