悟飯とビーデルの純愛交換日記

※各日記は、ベジータの恋愛相談に書き込まれたレスをそのままコピーしたものです。

 

悟飯の日記

 

今日授業で性教育の授業がありました。
みんな凄いんです。
ビデオの中でどんなことが説明されていても
そんなこと知ってるって顔して隣の人と雑談なんかしたりして。
僕にはほとんどが初めて知ることでした。
次回は「子どもが生まれるまで」です。
楽しみだなあ。

 

ビーデルのラブレター

 

悟飯君へ。
あなたを見ていると私の胸はドキドキします。
いつも楽しそうに友達とお話している悟飯君。
何かに一生懸命になっている悟飯君。
大切なものを守る為に頑張っている悟飯君。
私の目にはあなたがまぶしく輝いて見えます。
私はあなたにふさわしい女になれるでしょうか?
私はあなたの為に何が出来るでしょうか?
私は誰よりもあなたを愛しています。


    悟飯の日記

 

今日も激しくぐれえとさいやまん活動。ビーデルさんも一緒に。
道端で用をたそうとしていた素行不良者をばっちり諫めることができました。
日々欠かさず訓練しているかいがあるってものです(※ポーズの訓練)
素行不良者も大きく目を見開き口を開けたままよーく反省しているようでしたから
もう二度と同じことをくりかえしたりしないことでしょう。
ビーデルさんも同じ顔してたのは気になるけど。
そう言えばビーデルさん、立ちつくしてた時になにか紙切れ落としてたなぁ
そうそう、これこれ・・
『悟飯君へ。
あなたを見ていると私の胸はドキドキし(略)
私は誰よりもあなたを愛しています。』
・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・えええええええええええええええーーー!????
どどどどどどどどどどどどどどどどどどどどどっどどどどどどっっどどどどどどどどどどどどうどうどうどうどうどうどうし

 

   ビーデルの日記

○月×日△曜日
今日、悟飯君とグレートサイヤマンの活動に出ました。
悟飯君のあの格好世間では色々と言われているようですが
私は大好きです。
だって大好きな悟飯君なんだもの(はぁと)
悟飯君のあのポーズはちょっと変かなって思ったけど
でも彼が気に入っているみたいだから
私もあのポーズ好きになるように努力するわ。
そういえば悟飯君の机に入れようと思っていた
あの手紙がいつのまにか無くなってたな。
どこかで落としたのかな?
もしかして悟飯が拾って読んでたりして。
キャ〜〜もしそうだったらどうしよう。
恥ずかし〜〜〜〜〜(ポッ)
でも私の名前書いてないから大丈夫だよね。
明日も大好きな悟飯君といっぱいお話できたらいいな♪

   悟飯の日記

今日の保健の授業は「子どもが生まれるまで」でした。
僕はとても楽しみにしてたんです。
だって母さんに聞くと赤い顔して「コウノトリが運んでくる」と言うし
ピッコロさんに聞くと青い顔のまま「キャベツから出てくるというのを聞いたことがある」と言うんです。
でもいくら僕でもそうじゃないってわかります。
コウノトリは絶滅危惧種でニンゲンの赤ん坊なんか運んでる場合じゃないし
キャベツから出てくるのは青虫ばかりです。
だから今日、本当のことを知ってる大人が隠したがる真実に触れられるって
前から楽しみにしてたのに・・・
今日は朝から・・いいえ、昨日ビーデルさんが落としたあの紙切れを目にしたときから
僕の頭はもうそのことしか考えられなくて
あああ悟飯君へって書いてあったぞドキドキするって輝いてみえるって愛してるって!!!
そんなそんなこと言われるとどうしていいのか僕あああ僕だってもうちっともこの動機息切れが
収まってくれないしビーデルさんかわいいしつよいし人助けに一生懸命だしなんだかきらきらしてる
って言うかそのあああ愛してる愛してるってあのドラマでよく恋人同士が言ってるやつかなえええええ
恋人?恋人?恋人ってあれ最終的にはケケケケッコンするわけでそんな僕らまだ若いしってあれ??
でもこれ悟飯君へって書いてあるけどほんとに僕宛て?昼ご飯にあてた手紙かもしれないし
同姓同名の可能性だってあるかもしれない第一ビーデルさんが落としたからってビーデルさんが書いたとは
限らないんじゃあああああどうしようどうすればどうするべきだろう聞いてみようかえええええ聞く?誰に?
ビーデルさんに?あああでもでもでもしかし

 

   ビーデルの日記

○月×日△曜日
今日の悟飯君一日中顔が赤かったな。
カゼでもひいたのかな?
特に保健の授業の後なんかは真っ赤になってたし、
それになんだか息も凄く荒くなってたし汗もかいてたな。
本当にどこか体の調子が悪かったのかしら?
もしそうだったら悟飯君のお家にお見舞いに行かなきゃ。
お見舞いに行って二人っきりになってその後・・・
キャ〜私ったらなに言ってんだろ。
それもこれも全部今日の保健の授業のせいだよ。
でも、本当は悟飯君と一緒に幸せになりたいな(はぁと)
でも悟飯君、なんだか今日一日あんまり話しかけてくれなかったし・・・
ちょっと寂しかったな。
私、もっと悟飯君とお喋りしたい!一緒にいたい!
私は悟飯君の事が大好き!!
ず〜〜っと独り占めしたい!!
でも私あんまり可愛くないし、女の子らしくないから悟飯君に迷惑かな?
ダメダメ、もっと前向きにならなきゃ!
でもやっぱり不安・・・
誰かを好きになるってこんなに切ないなんて知らなかったよ。
あぁ、悟飯君早く私のこの気持ちに気付いて〜〜!

神様、明日も一日悟飯君と楽しく過ごせますように。

悟飯の日記

 

・・今日、学校を休んでしまいました。
昨日帰ってきてからというものまるで食欲がなくて
ごはんはどんぶり5杯しか食べられなかったし
大好物の酢豚にいたっては13皿すら口にすることができなかったんです。
おまけに夜になり、横になっても一睡も眠れなかった上に
朝になっても僕の顔がまだ赤いものだから母さんが心配して
学校に電話して・・今日はまだ一度もベッドから出てません。
困りました・・・とても困りました僕変です。
学校に行きたいような、ものすごく行きたいような、
とにかくビーデルさんに会いたいような顔を見たいような・・・
それでいてどうしようどうしようどんな顔すればいいのか、何を話そう、
話しかけられるかな・・・そんなことばかりで。
・・・。
まったく僕の気も知らないで悟天は大騒ぎしながら遊んじゃってちょっとうるさいなあ。
あ。母さんに怒られてやんの。
ははは外に修行しにいくってさ・・あまり真っ暗にならないうちに帰って来いよ。
え?なんですか母さん?
僕のためになにか滋養のつくものを街で買ってくるって?
そんな、大したことないと思うからいつも通りで・・・ああはいはい寝てますよ。
ええ一人で大丈夫です、もう子どもじゃないんですよ。
・・・。
ふう・・・なんだか急に静かになったよなあ。
それにしても明日は行かないとな・・学校。
・・・・・え?
あれ?なんか今呼び鈴が鳴らなかった?
あ。また鳴った。
参ったな今僕しかいないのに誰だろう・・・あ、はい開いてますよー!

    ビーデルの日記

○月×日△曜日
やっぱり昨日悟飯君の顔が赤かったのは病気のせいだったんだ。
人一倍元気な悟飯君が学校をお休みするなんて。
でも、カゼじゃなかったみたい。
お見舞いに行ったら悟飯君いつもと同じように出てきた。
うぅん。やっぱりいつもと違ってたな。
いつもみたいに話し掛けてくれないし、
それに私とあんまり目を合わせてくれないの。
そうしたら悟飯君が一枚の紙を出してきたの。
それは無くしたと思ってた悟飯君宛の手紙。
この前のグレートサイヤマンの活動の時に私が落としたのを
悟飯君が見つけて拾ったって言ってた。
「これは、その・・・」
って私が困ってるのをジッと見つめる悟飯君。
意を決して
「これが私の気持ち。私、悟飯君餓が好き。ずっと一緒にいたい。」
って言ったら今度は悟飯君が困ってた。
『あの、その、僕は・・・』
って結局、悟飯君はそれしか言ってなかった。
「私のこと嫌い?」
って聞いたら
『そんなことないです!嫌いな訳ないです!』
悟飯君のその言葉が嬉しかった。
なのに、
『ビーデルさんとお付き合いするって言うか、その、こ、こ、恋人とか、
ほ、ほら、グレートサイヤマンやらなきゃいけないし・・・』
・・・気が付いたら悟飯君のお家を走って飛び出してた。
人前で泣いたのってあれが初めてだったな。
私、悟飯君の気持ちが分からないよ。
悟飯君には私だけを守って欲しかった・・・
悟飯君のバカ・・・私は・・・・・私は・・・・・・・

   悟飯の日記

扉を開けるとそこに、ビーデルさんがいた。
お見舞いに来てくれたというのに、まともにお礼の言葉も言えなければ
目も合わせられない・・・このままじゃ駄目に決まってる。
全ての原因があの紙にあるのだとしたら、
早くどうにか決着をつけてしまわなければ!
「ああのビーデルさん、これ・・・」
自分が出した声なのに、あまりのすっとんきょうさに身が縮こまる。
「これは、その・・・」
ビーデルさん、困ってる。
やっぱりこれはビーデルさんが書いたわけじゃないんだろうか。
誰かが僕をからかってやろうとして書いたいたずら文で、優しくて正義感の
あるビーデルさんがそれを取り上げたとか・・・・ありえる話だ。
どっちであることを望んでるのか自分でもわからないや・・・・
わからない?そうかな・・これが
これがビーデルさんからの僕への手紙だったらどんなにいいことか!
「これが私の気持ち。私、悟飯君が好き。ずっと一緒にいたい。」
唐突にビーデルさんが言った。
・・僕は自分に心臓病の発作でも起きたのかと思った。
「あの、その、僕は・・・」
あんまり胸が痛いものだから、このまま死んでしまうんじゃないかと思いながら
僕はちっとも言葉がでてこない。
「ビーデルさんとお付き合いするって言うか、その、こ、こ、恋人とか、
ほ、ほら、グレートサイヤマンやらなきゃいけないし・・・」
ビーデルさんとお付き合いできるってことなら、恋人同士になれるってことなら
夢のようだし、これからも一緒にグレートサイヤマン活動を。
心でそう言っても口から出てくる僕の言葉は、我ながらさっぱりです。
「悟飯君のバカ!」
ビーデルさんの顔がみるみる歪んでいって、驚いてる間もなく飛び出していって
しまった。
さっきのとは違う痛みが胸を襲ってきた。
ビーデルさんが泣くなんて!
気を動転させてる場合じゃない、こういう時は・・・こういう時はそう、
追いかけなきゃ!!
ビーデルさんときたらいつの間にあんなにも速く飛べるようになったんだろう、
もうあんなに遠くに行ってしまってる・・
追いつけるだろうか・・追いつかなきゃ・・追いついてみせる!
意志が僕をスーパーサイヤ人に変えて、ビーデルさんを追い抜かす。
空の中で足を止めた彼女の前で振り向いて、ゆっくり変化を解いてから
僕は心を決めた。
「ビーデルさん!」

   ビーデルの日記

○月×日△曜日
悟飯君が抱きしめてくれた。
『ごめんビーデルさん。あの、その、僕ビーデルさんが好きです!
あの、僕上手く言えないけど、僕もビーデルさんと一緒にいたいです。』
嬉しかった。やっと悟飯君の気持ちが分かって嬉しかった。
「ずっと一緒にいてくれる?」
あんな甘えた声が出るなんて自分でもビックリした。
それ以上何も言わずに、ただギュッっと抱きしめてくれただけで
悟飯君の気持ちがいっぱいに感じられた。
悟飯君の腕の中ってこんなに気持ちよかったんだって思った。
さっき悟飯君の家を飛び出した時とは違う涙があふれてきちゃった。
『な、泣かないで下さいよ。僕じゃダメですか?』
そう言われて私何も言えなくて、ただ首を横に振るだけで精一杯だった。
「私、ヒック、私、悟飯君じゃないとヤだ。悟飯君じゃないと・・・」
言いたい事はいっぱいあったのにそれだけしかいえなかった。
泣き止むまでずっと悟飯君は私を抱きしめてくれた。
このまま時間が止まっちゃえばいいと思った。
ずっとこうしていたいと思った。ずっと・・・

   ビーデルの日記

○月×日△曜日
悟飯君とLOVELOVEになれた。
悟飯君に抱きしめてもらってすっごく嬉しかった。
今、思い出しても顔がゆるんじゃう。
悟飯君のことを考えているだけで幸せ。
でも、最近悟飯君あんまり私とおしゃべりしてくれない。
弟の悟天君の世話や勉強が忙しいみたいで
学校が終わったらすぐにお家に帰っちゃう。
そういえばもうすぐ何かの資格試験があるって言ってたっけ。
今、悟飯君が大変なのは分かってる。
邪魔しちゃいけないって分かってる。
でも、会いたい。
会って悟飯君と一緒にいたい。
せめて電話でも良いから声が聞きたい。
こんなのワガママだよね。

続く・・・かどうかは悟飯ちゃんとビーデルちゃん次第!

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