スペイン リーガ・エスパニョーラ LIGA ESPANPLA



■リーグの概要 (STORY)
スペインのサッカーの元緒は、1872年にコロンブス一行が新大陸を目指して出港したと言われているイヴェリア半島南西部にある地中海沿岸の町、ウェルバから始まった。

17年後の1889年、国内初のサッカークラブ「ウェルバ・レクリェーション・クラブ」が誕生すると、マドリッド、バルセロナなどの大都市でも次々にクラブが生まれ、スペインサッカーの礎を築くことになった。

1920年のアントワープ五輪をきっかけに国内に一大サッカーブームが巻き起こり、1928年にプロリーグが誕生した。

1936年、クーデターによりスペイン全土は共和国政府と反乱軍に二分され、3年間内戦が続くこととなりリーグ戦は中止となった。
さらにフランコ将軍の独裁政権による政治運営は世界中の批判を浴びることとなり、サッカーも国際的に取り残されることになってしまった。

しかし、1960年に誕生したチャンピオンズカップにおいてレアル・マドリッドが初代チャンピオンに輝くと、以後5連覇の偉業を達成。ヨーロッパでは敵なしという圧倒的な強さを誇った。

世界中から外国人選手を集めたということでも画期的だったレアル・マドリッドとバルセロナという国内2大クラブの台頭がスペインを世界有数のサッカー大国としての地位を確かなものとした。

国内でもこの2大クラブがタイトルを独占する時代が長く続いていたが、ここ数年はテレビ放映権がもたらす資金によって若干変化の兆しを見せている。

中堅クラス、もしくはそれ以下のクラブでも良質の選手を獲得することが可能となり、監督の手腕次第ではビッグクラブとも互角に戦えるようになってきた。
その顕著な例が99−00シーズンのデポルティボ・ラ・コルーニャ、また、昨年のバレンシアの優勝という形になって現れている。


■試合方式 (REGULATION)
●試合方法
20チーム総当たりで全380試合。
完全ホーム&アウェイ方式で1シーズンで同じチームと2度対戦する。
勝ち点 : 勝利=3、引き分け=1、負け=0


●順位決定方式
勝ち点が多い順に順位を決定する。
〔勝ち点が並んだときの優先順位〕
(1) 当該チームの直接対決の結果
(2) 総得点
(3) 得失点差

●外国人登録
EU加盟国15ヶ国の国籍を持つ選手は無制限に登録が可能。
それ以外の国籍の選手は4人までベンチ入りが可能で、試合に出場できるのは3人まで。

●移籍期間
今シーズンは
(1) 7月1日〜8月31日まで
(2) 1月1日〜1月31日まで
    (移籍期限までに5試合以上試合に出場していない選手のみが対象になる)


●累積警告
一人の選手が4回の警告を受けた時点で1試合出場停止。


■リーグの構造 (STRUCTURE)
●リーガ・エスパニョーラ(20チーム)
リーガと2部リーグAでは、リーガの下位3チームが無条件で降格し、2部リーグ上位3チームが昇格する。
▲3チーム昇格     ▼3チーム降格

●2部リーグA(22チーム)
2部リーグAと2部リーグBでは、2部Aの下位4チームはBへ降格し、2部Bの各グループ上位4チームはホーム&アウェイでリーグ戦を行い、それぞれの1位のチームが2部リーグAへ昇格する。
▲最大4チーム昇格     ▼最大4チーム降格

●2部リーグB(4グループで各20チーム)
2部Bの各グループ最下位の4チームは自動的に3部へ降格。
3部からは17グループの1位同士がホーム&アウェイ方式の昇格決定戦を行い、上位4チームが2部Bへ昇格する。
▲4チーム昇格     ▼4チーム降格 3部リーグ(17グループで各20〜22チーム)




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