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三上さんに惹かれて買ってしまった…。
僕自身、キャラや有名人を売りにしているソフトに
ろくなものはないと思っているタチなので、
自分で分かっていながらも三上さんの魅力には勝てなかったのはちょい悲しかった。
そんな訳で半分期待せずに買ったのだった。
いざ始めると、ドラマのように進みだし新鮮ささえ感じた。
ゲームでなくドラマなだけで何も新しいことなんかしてないのにね。
そしてドラマは進み、やっとADVらしいゲームになってきた頃には、
意外に感心、好感、興味が沸いてきた。
ADVとドラマの融合。俗っぽく言えばそんな感じかな?
ストーリー自体は興味深いものになっているし、徐々に判明する事実には驚かされた。
そして個人的に驚かされたのは、部屋の中での画面切り替え時に起こる演出。
技術的には新しいものではなく既知のものなんだけど、
さりげなく効果的に盛り込まれていて、
ドラマ部分を盛り上げるのに一役も二役も買っていると思う。
少なくとも僕はその演出で心臓が縮み上がるほど驚かされた。情けないことに…。
肝心のゲーム部分はというと操作的に分かりづらい部分は若干あるものの、
そんなに難しくなく、サクサクと進めると思う。
ストーリー性を重視するのであればこれは当然だと思う。
それでもラストはかなり焦らされるはず。
フルムービー、フルボイスなら当然膨大なデータになるわけで、
その分、端折られた部分がかなりヘボイのはちと悲しい。
その違和感ががっくり。もうすこし演出や表示方法に趣向をこらして
それっぽく見せてヘボさを取り除いて欲しかった。
とまぁ文句は探せばでるのはどれにしても当然なのだろうけど、
総合的には、ちょっと高かったけどそれなりに遊べた。
遊んだら売っちゃお。二度、三度は楽しめそうもないもの。

内容と値段のバランス(5段階評価):★★定価ではちょっと…
ジャンルでの評価(5段階評価):★★★★
ゲームとしての評価(5段階評価):★★★
レビュアー:(紅いせりか)

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